その他

『西郷の首』 第232回 

伊東潤さんの『西郷の首』(2017年9月刊)を読みました。『武士の碑(いしぶみ)』(2015年7月刊)、『走狗(そうく)』(2016年12月刊)と、西郷隆盛三部作となります。

ここ1ヶ月で三冊、読了しました。魂を揺さぶられました。『走狗』は初代大警視(現・警視総監)川路利良が主人公です。大久保利通とともに、薩摩藩では裏切り者のイメージが強いキャラクターです。題名からして「犬」です。著者は偏らずに客観的に記述し、川路側からの視点で書いています。

『武士の碑』は、薩摩の村田新八の物語です。西郷隆盛、大久保利通と同じ鹿児島城下の加治屋町で生まれ、年少より2人と交流があり、両人の意思疎通役としても活躍します。フランスに留学した際には、貧しいフランス人女性と孤児を助け、コンサーティーナ(風琴)を手にするエピソードが印象的です。『居酒屋』で有名なエミール・ゾラが登場します。無償の奉仕に「日本人は実に不思議な生き物だ」とゾラは首をひねります。

新八はパリから戻ってそのまま西南戦争に巻き込まれます。西南戦争は日本の内戦史上最大の死者を出しています。関ヶ原の戦いの8千人を超え、薩摩軍6400人、政府軍6840人に及びます。これほど激しい戦いだったと知りませんでした。頁を読み進めるほどにため息が出ます。

『西郷の首』は、元加賀藩士の千田文次郎と島田一郎の2人の話です。維新に乗り遅れて、歴史の外に置かれたような元加賀藩において、文次郎は政府軍として西南戦争に従軍し、西郷さんの首を発見します。

一方、幼少より親友だった島田一郎は、西南戦争の翌年、大久保利通を暗殺します。三冊でそれぞれの立場を読んできたため、感情移入できました。

激動の時代で、皆、短命です。享年は西郷さん49才、大久保利通47才、村田新八40才、川路利良45才です。著者の伊東潤さんは、この三作品を「明治維新とは何だったのか」「西郷隆盛とは何者だったのか」に対する自分なりの答としています。私の西郷さんに対するイメージも、単なるファンから少し変わりました。

 

 

『茶聖』 第230回 

昨年紹介した『真実の航跡』の伊東潤さんの新刊本です。これは第二次世界大戦時の話でした。伊東さんとしては時代小説が本領のようです。『走狗』『西郷の首』『武士の碑』など西郷さん関連も多く、西郷ファンとしては是非読んでみないといけません。

『茶聖』は本能寺の変の前後から始まります。信長没後、秀吉が天下人になって、表の秀吉と、世の静謐を担う裏の利休のお互いのつばぜり合いで物語が進んでいきます。

不勉強のため、利休は名前からして僧侶と思っていましたが、堺の商人で、田中宋易という名前です。禁中茶会にあたって町人の身分では参内できないために、利休という居士号を正親町天皇から与えられます。

九州を制圧した秀吉を、筥崎宮参道横の真言宗恵光院に茶室を設けて、帰還を迎えています。筥崎宮に1ヶ月も秀吉は滞在しています。秀吉、利休ゆかりの茶道具が筥崎宮に残っているとは聞いていましたが、利休・秀吉と箱崎がこれだけ縁が深かったとは知りませんでした。

70才で、秀吉から切腹を命じられるまでの二人の駆け引きが見事です。519頁もある大部な本ですが、会話が多いため、意外とスンナリと読めます。

天下人となった秀吉が、狂ったように全てを求める姿がリアルです。秀吉は「悉」という言葉を最も好み、「ことごとく」自分のものとしていきます。

逆鱗に触れた者は、ほぼ切腹を命じられるか、武士でなければ磔(はりつけ)にされます。町人でありながら、切腹を命じられた利休はまだマシだったとも言えます。

秀吉に磔にされた弟子の宋二は「この世のあらゆるものを手に入れても、そなたの欲は収まらん。苦しんでいるのは、わしではなくそなたなのだ」と言って、死んでいきます。

『大無量寿経』の「少欲知足」が身に沁みます。

 

『税務署対策 最強の教科書』 第225回

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

元国税調査官の大村大次郎さんの『税務署対策』を読んでみました。お客様の税務調査を毎年3~5回受けていますので、今さら、そうそう知らないこともないだろうと思っていましたが、知らないことも多々ありました。

基本的なところでは、通常の税務調査は任意調査となります。任意調査ということは納税者の同意が原則となります。その一方で、調査官には「質問検査権」があり、納税者には「受忍義務」があります。納税者は調査官の質問に必ず答えなければなりません。

警察にしょっぴかれた場合は「黙秘権」がありますが、税務調査においては「黙秘権」がなく、その意味では警察よりも税務署の方が怖いとも書いてあります。

任意調査でも「抜き打ち」で調査にくることもあります。条件付きで「抜き打ち」は認められており、あらかじめ情報があって、明らかに脱税が見込まれるものとなっています。うちの税務のお客様で抜き打ちを一度経験しましたが、そのときは税務署側の見込み違いでした。

税務署側の事情は興味深く読みました。やはりノルマはあるそうです。税務調査に行って追徴税額が出ない、指摘事項がまったくないことを「申告是認」といいます。これは調査官にとって恥そのものだそうで、著者の大村氏も2回続けて申告是認のときは、3回目の時のプレッシャーは大きかったと書いています。

税務調査のときの対応については「応対は紳士的に、かといって相手の善いなりにならない」とあります。調査官も人間ですので、あからさまに敵対的な態度に出ると、厳しい調査となります。うちの事務所でも、調査に立ち会う際には、先方は仕事で来ているので、普通に接し、聞かれたことに答えるを基本にしています。

一方、税務署は「なんでも言うことをおとなしく聞く納税者」が大好きだそうです。素直に従う納税者は、税務署からつけこまれ、必要以上に税金を課せられることもあるそうですので、気をつけましょう。

『売上を、減らそう』 第222回

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

「佰食屋」の中村朱美さんが書いた『売上を、減らそう たどりついたのは業績至上主義からの解放』を読みました。

名前の通り、「佰食屋」は1日に100食限定ランチのみです。メニューは、ステーキ丼1,000円、おろしポン酢ステーキ定食1,100円、ハンバーグ定食1,000円の3つだけです。

「百聞は一見に如かず」と、京都の西院にあるお店に行ってみました。朝の9時半から整理券が配られています。その時に11時から30分ごとに予約券をもらいます。14席のみです。10時半ごろに行って11時の席が1席空いていたので、11時にしました。10分前の10時50分には来店するように言われます。

実際の営業時間は、11時から14時半まで。食べていると、次の時間帯のお客さんが続々とやってきて、後ろの席で待っています。30分以内に食べなければなりません。日頃は、肉はほぼ食べないので、サラダ(50円)を追加注文しながらやっと完食しました。

本によれば、従業員の方は17時には帰り始め、18時には全員退勤します。ランチのみ営業は本格手打ちの蕎麦屋さんにも多くあります。うちの事務所も17時半終業時には全員が帰りますが、「佰食屋」は飲食業でありながら、残業ゼロを実現しています。

中村朱美さんはサラリーマン時代の経験から、業績至上主義を捨てて、「従業員が働きやすい会社」と「会社が成り立つ経営」の両立を目指します。そのためにどうすればいいかと考え、「逆算」して働き方を変えていったそうです。

「仕事は本来、人生を豊かにするためにあるもの。仕事だけが人生ではないはず」。全く共感です。うちの事務所ではみな帰ってからすることが山積みしており、サッサと帰ります。家でテレビを観る習慣はなくなりました(晩酌だけは止められませんが)。

「佰食屋」では「従業員のモチベーションアップを図るためにはなんて考えたことがありません」とあります。私も「モチベーション」は嫌いな言葉です。やりたいことをやるべきであり、やる気が起きないならやらなくていいとさえ思ってしまいます。

多店舗展開の事業 第220回

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

フランチャイジーまではいかなくても、代理店形式により、社員による独立を促す会社が増えてきました。代理店の場合、すでにお店または拠点があり、お客様がついています。

代理店になる側にとっては、一から場所を選んで、社員を採用してスタートするよりも随分と手間が省けます。もう既に売上が上がっているので、リスク面でも低くなります。また、自分のお店ということになり、モチベーション的にもアップし、売上増加につながります。

会社側からすれば、現地での採用等は代理店の方ですることになれば、管理面で少し手が離れることになります。全く手を離れることにはなりません。

得意先との関係では、代理店になっても、本社から請求書を送付する流れであれば、売上高はそのままです。業務委託費等の科目で、代理店に業務委託料を支払います。代理店に計上される利益分が減ることになります。

代理店に限らず、直轄の支店・営業所であっても同様に、各場所別等の損益管理をする必要があります。税務申告用の全社一本の損益計算書では、どこで利益を上げて、どこで損失を出しているのかわかりません。

その場合、支店・営業所・代理店に直接係る経費は、該当の支店等に計上します。本社または本部など共通経費は、各支店・営業所に按分することになります。詳しくは拙著『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』をご参照ください。

代理店については、独立採算でやっていれば、本社の共通経費を按分するには無理があります。ただし、共通経費を一部、代理店に請求することは考えられます。

利益に直結するところでは、代理店手数料または業務委託費の率・割合をどのように決定するかです。シミュレーションをしてお互いが納得するところで折り合う形になると思いますが、実態をみながら、見直すことも必要となってきます。

また、消費税改正により、令和5年10月1日からインボイス方式となり、消費税の益税がほぼなくなります(簡易課税を選択している場合に、益税になることはあります)。代理店が免税事業者であった場合、業務委託費は課税仕入とはならず、消費税負担が重くなってきます。代理店が、消費税の課税事業者になるか、免税事業者のままでいいのかを含めて、検討しましょう。

 

『金融ダークサイド 元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界』 第217回

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

表題の本を読みました。著者はなんと五代目山口組系組織の組長だった菅原潮さんです。通称「猫組長」としてメディアにも登場しているようです。現在55才です。

高校生の頃から株取引を始め、大学入学時は1,000万円の資金を持っていて、大学の入学式に出た瞬間「大学はバカが通う場所で、頭が良ければ通う必要はない。4年間をバカと一緒に過ごすの耐えがたい」と、かなりの財を得て2年生で中退します。

時はバブル突入前夜で、証券会社での給料と、個人での不動産投資で20才そこそこで3億円を稼ぎ出します。バブル突入とともに先輩の投資顧問の会社に入ります。最年長が25才で4人の会社でしたが、120億近くを運用していたそうです。

ところが、平成元年12月で日経平均が史上最高値した後、バブルが崩壊します。それに気付くのが遅れ、仕手筋にもやられ、会社として30億円、個人的に4億円の借入金を負います。返済するなかでヤクザの金も借りていたことから、返済のため裏社会の住人となります。

経済ヤクザとして石油ビジネスに参入します。ところが、稼いだ600億円を米国に銀行ごと収奪され、マネーの後ろ盾は暴力であることを実感します。

現在は、足を洗いカタギのなっている著者による、日産のゴーン氏による事件の解説が出色です。ゴーン氏は2008年夏頃から為替スワップ取引という金融派生商品の個人資産運用を始めましたが、その年の9月のリーマン・ショックで約20億円の損失を負います。個人の負債を日産に付け替えたことが背任の出発点となります。

付け替えが当にマネーロンダリングの手法で行われたことを詳細に解説しています。実際の経験者でないととても理解できない内容となっています。やっぱり餅は餅屋ですね。

 

『真実の航跡』 第216回

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

74回目の終戦記念日の8月15日が近づいてきました。令和元年になって映画『東京裁判』のデジタルリマスター版を観ました。太平洋戦争でのA級戦犯のドキュメンタリー映画です。4時間半もの長大な作品です。

裁判そのものが無効ではなかという、ベンブルース・ブレークニー弁護士の「キット提督の死が真珠湾攻撃による殺人罪になるならば、我々は広島に原爆を投下した者の名を挙げることができる。投下を計画した参謀長の名も承知している。その国の元首の名前も我々は承知している」との口頭弁論には感銘しました。

B級戦犯の映画として『私は貝になりたい』があります。理髪店主人が召集され、上官により捕虜の処刑を命じられ、戦後、戦犯として裁かれます。主演の中居正広が叫ぶ「私は貝になりたい」が心に残りました。

今回読んだ『真実の航跡』は、昭和19年のビハール号事件をモデルとしているようです。小説では、昭和19年3月、大日本帝国海軍の重巡洋艦「久慈」は、インド洋でイギリス商船「ダートマス号」を撃沈し、救助した捕虜69名を殺害します。

敗戦後、「久慈」艦長であった乾と、「久慈」が所属していた第16戦隊の司令官・五十嵐は、戦犯として香港に移管され、起訴されます。戦犯弁護人として香港にやってきた若手弁護士の鮫島は、香港の刑務所で虐待を受けながらも、毅然とする五十嵐元艦長を弁護していきます。

日本が再生するに当たっての、当時の、現地での強い風当たりが襲いかかります。インド人通訳がいうインドの格言「重荷は背骨が折れるまで背負え」に励まされ、鮫島は最後まで弁論を続けます。

結果はネタバレになるので書けません。著者の伊藤潤さんは私と同じ1960年生まれ、時代小説で様々の賞を受賞しています。著者としては新境地の本となるようです。

 

『社長の基本』 第203回

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

三條慶八さんの『1000人の経営者を救ってきたコンサルタントが教える 社長の基本』を読みました。

1960年生まれと私と同じ年ですが、経歴がスゴイです。父親の代から神戸・三宮一帯で広く不動産賃貸業と飲食業を経営していましたが、1995年の阪神・淡路大震災で、運用不動産に総額40億円以上の被害を受けます。

その再建途上で、北海道拓殖銀行・山一証券から始まった金融機関の倒産、その後のデフレ不況に直面し、ピーク時には140億円の負債を背負ったというから半端ではありません。

そこから「身も心もボロボロになり、血尿を出しながらもあきらめず」、8年後には、自己破産もせず自力再生し、完済しています。

現在は、その時の経験を活かし、経営コンサルタントとして活躍しています。第1章は「社長の心得」、第2章「社長の行動力」、第3章「社長の分析力」、第4章「社長の交渉力-金融機関との上手なつき合い方」となっています。

そして細かい章立てには必ず「会社をつぶさずに、安定した経営ができる社長は~」から始まるタイトルとなっています。

さすがに140億円の借金を返済しただけあって、第4章の金融機関とのつき合い方は出色です。今年3月に発刊された『社長のお金の基本』でも、金融機関の利用の仕方が中心となっています。

資金に余裕がなくても借入しておく、3行以上の金融機関と借入取引をする、身の丈に合った金融機関と取引する、プロパー融資と保証協会付融資の違いを理解する、安易にリスケしない等、とても参考になることが書かれています。

しかし、最も感銘したのは「会社をつぶさずに、安定した経営ができる社長は鈍感力がある。鈍感力とは、大して必要ではないものごとをスルーする能力だ」でした。

ネット上のサーバ 第202回

元気ですか! 福岡天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

ネット上には無料のデータフォルダ、または格安のフォルダがありますが、仕事上で使用するには、データ消去のリスクがありますので、使い辛いものです。

個人的な勉強関係にはEvernoteを使用していますが、本業では「安心君」を使っています。あまり知られていませんが、ファイブテクノロジー㈱が提供しているネット上のサーバです。

証明書のキーをダウンロードしなければ使用できません。その上でID、パスワードが必要です。更に1年更新のため、更新しなければ使えなくなります。

事務所のサーバとして使用していますが、お客様とのデータとのやり取りにも便利です。その場合は、お客様にはこちらから招待状をメールでお送りして、証明書をダウンロードしてもらいます。なので、お客様は料金を負担することなく、使用できます。

メールの添付ファイルで会計上のデータを送付することは、データ漏洩のリスクがあります。「安心君」では、会計データのみではなく、給与データ、販売データの送付にも使用しています。

更に、記帳資料の通帳コピーや証憑関係も「安心君」にアップしてもらっています。アップロードはファイルをネット上の「安心君」にドラッグするだけです。決算時に、ほとんどの資料を「安心君」にアップしてもらうと、会社に伺う前にほぼ決算作業は終了していることもあります。

そのためには、紙の資料をPDFファイルに変換する必要があります。コピーの複合機でもできますが、富士通のScanSnapを各自の机に備えてつけていれば、日常業務のついでに行うことができます。

事務所には紙の資料は、契約書以外はほぼありません。資料が全てネット上にアップされていると、ネットさえつながれば、何時でもどこでも書類を見ることができます。

出張中でも事務所といるのと同様に作業が可能です。お客様からのお問合せにも答えることができます。お客様と距離の壁が取り払われるので、とても有用です。

 

『西郷隆盛とイルミナルティの秘密戦争』 第191回 

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

太田龍著の『西郷隆盛とイルミナルティの秘密戦争 「日本殺し」の真犯人を見つけた!』を読みました。今年はNHKの大河ドラマ「西郷どん」の年で、最初は観ていましたが、違和感を感じて、早々に観るのを止めてしまいました。

また、最近は西郷さんを貶めるような本が出版されており、首をかしげていました。父が西郷さんのファンで、隆盛の「隆」を一字もらっていることもあり、若い頃からの愛読書の一つが「西郷南州遺訓」です。

この本を読んで、最近の疑問が氷塊しました。やはり、西郷さんは偉かった!と、改めて認識しました。著者の太田龍氏(1930年〜2009年)は生前、一度講演会でお見かけしたことがあります。

2009年に亡くなっていますが、その未刊遺稿を2018年に出版したものです。太田龍氏は、いわゆる陰謀論の碩学です。今回、この本を読んでみて、知識の広さ、深さに驚かされました。日本だけではなく海外の文献にも詳しく、人類の出発点とするシュメール文明までさかのぼり、歴史、世界の情勢を解き明かしていきます。

明治維新については玉石混交の情報があります。加治将一の『あやつられた龍馬』には明治維新を「フリーメーソンが演出した革命である」との文を紹介し、この見解自体は正しいとします。ただ、加治将一氏自体がフリーメーソンであることを公表しています。同様に司馬遼太朗もフリーメーソン側からの史観であり、「西郷は腑抜けになった」との見方です。

太田氏はその見解とは真逆で、西郷さんだけは、何としてもフリーメーソンの言うことを聞かない。そこで西南戦争で西郷さんを葬ったことを、幅広い知識、思想、文献を用いて述べていきます。日本民族の代表としての西郷隆盛を解き明かしています。