2022年 2月 の投稿一覧

快適な電子帳簿ライフ 第275回

電子帳簿保存法の改正が、令和4年1月1日から施行されています。今回の改正は、次の3つの区分があります。国税庁のHP資料では、

① はじめませんか、帳簿書類の電子化!

② はじめませんか、書類のスキャナ保存!

③ 電子取引データの保存方法をご確認ください

と分かれています。①と②は「はじめませんか」となっていますので、任意です。③のみ今年から強制となります。当初は、③に対応しなければ青色申告の取り消しもあり得ると国税庁は言っていましたが、その後、2年間の猶予期間が設けられる等、少しトーンダウンしてきました。どうせ、しなければいけないものは今年からしておいた方が無難です。

③は例えば、電子メールの本文、添付ファイルで請求書に相当する情報をやりとりした場合、紙媒体ではなく、電子データで保存しなければなりません。データを保存する場合、PDFファイル名に「日付・取引先・金額を」を入れます。これにより検索可能となります。

そして②の紙媒体のものでも③と同様に電子データで保存することも認められています。うちの事務所では、この際、②も③も今年の1月から電子データで保存しています。①の電子帳簿は、会計ソフトが対応していますので、新年度より適用します。

②、③のためには、コピー機のスキャン機能の利用よりも、富士通のScanSnap(写真参照)を利用することをお勧めします。そもそも事務所では10年以上前よりScanSnapを1人1台机に置いて、書類を電子化していました。

領収書、請求書の証憑類のみ、のり付けして保存していました。これらの証憑類も今年から1枚1枚、スキャンしてファイル名を付けて、クラウド上のサーバ(安心君)に保存しています。この場合、決算期ごとに月別のファイルに保存することをお勧めしています。税務署に提出する場合、期間が経過して削除する場合に、便利と思います。

ScanSnapは10年間に比べると相当に進化してています。読み込むだけで、基本的に日付と店舗名がPDFファイル名に付されています。あとは金額の数値を入れるだけです。都度、スキャンすることがコツだと思います。なので、記帳してすぐにスキャンし、証憑類はそのままゴミ箱行きです。

いままでのり付けしていた手間がなくなり、書類がかさばることもなくてスッキリしています。快適な電子帳簿ライフです。

書評『生涯弁護人』弘中惇一郎 第274回

弘中惇一郎弁護士の『生涯弁護人 事件ファイル①』『同②』です。2冊の表紙に載っている写真を見ても、世間では極悪人とされている人たちです。元厚労省官僚の村木厚子氏、野村沙知代さんなどは意味合いが違いますが、いずれも弁護を引き受けた弘中弁護士の事件ファイルとして、事件の概要、公判の内容が詳しく書かれています。

一読すると、いかに自分自身がマスコミの報道により偏った見方をしていたかを思い知らされます。素人考え的には、どうして犯罪者の肩を持つのかとも思ってしまいます。弘中弁護士が弁護を引き受けるか否かの基本スタンスは、依頼人が信頼できるかどうかだそうです。

第一のポイントは、本当のことを言ってくれているかどうかです。事実を隠されたままでは弁護のしようがなく、悪いことをしたならしたで、事実を言ってくれれば弁護の方法があるそうです。第二のポイントは、弁護士の意見に依頼人が耳を傾けてくれるかどうかです。

例えば、三浦和義氏は事実を包み隠さずに話し、自身の女性関係も否定しませんでした。永年にわたる三浦氏の弁護活動において、彼にウソをつかれた記憶は一度もなく、疑ったこともないと断言しています。三浦氏は常々、弘中弁護士に「僕は酒も呑まないし、ギャンブルもやらない。美食家でもないし、着るものはジーンズ程度。そんな僕が、なんでお金のために妻殺しなんて考えるんですか」と言っていたそうですが、それはすべて事実であったと記されています。

三浦和義氏などは、明らかに有罪だろうと、この本を読むまでは思っていましたが、いかに無理筋であったかが判りました。ところが一審で有罪となります。当該裁判長は「日本中が有罪と信じているのにどうして裁判所が無罪を言い渡せるのか」と真顔で言ったとあります。結果、二審で逆転無罪となりますが、無罪となったことさえ、私はよく知りませんでした。先入観とは恐ろしいものです。

安部英医師の薬害エイズ事件においても、世間では極悪人のように言われ、私自身そう思っていましたが、全くの誤解でした。無罪判決となり、裁判所から報道陣をまくために、三浦和義氏が一肌抜いだことなどは、いかに依頼者と信頼関係で結ばれていたかが判ります。

同じ職業的専門家として、弘中弁護士の真摯な姿勢にとても感銘しました。

『月刊ヤマサキズム』2022年2月号 Vol.158

こんにちは。

公認会計士・税理士 山崎隆弘事務所の山崎二三代でございます。

令和4年2月号のニュースレター「ヤマサキズム」ができあがりました。

 

2月4日は立春ですね。暦の上で春が始まる日。天文学的に言うと太陽黄経315度になった瞬間が含まれる日だそうです(上手く説明できませんので、お調べください・笑)。そして立春の前日2月3日が節分、今日ですね。帰ったら思いっきり豆まきしようと思います。

 

さて、今月号は毎日、隙間時間にコンスタントに本を読んでいる所長らしい巻頭のあいさつです。その他、久々に長崎、佐賀の焼き物の里を訪ねたプチ旅行の様子など、ちょっとした時間を楽しむ様子をお伝えします。

立春といえども、2月は1年間で最も寒い時期ですので、皆様どうぞ体調管理に気をつけて、お元気な日々をお過ごしください。

 

みなさまのご意見、ご感想をお待ちいたしております。