2021年 8月 の投稿一覧

『月刊ヤマサキズム』2021年9月号 Vol.153

こんにちは。
公認会計士・税理士 山崎隆弘事務所の山崎二三代でございます。
令和3年9月号のニュースレター「ヤマサキズム」ができあがりました。

8月中旬は長雨が続き、夏とは思えない天候でしたが、みなさまの地域はいかがだったでしょうか。大きな被害がでているところもあるようです。お見舞いを申し上げますとともに、皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

さて、今月号はこの夏の一番イベント、オリンピッ?! もさることながら、やっぱり孫の話題(笑)、だけではありません。猫好きのゆかちゃん、ヒカリが入所した時、購入した掃除機の話や、読んでいてちょっと頭がボーっとしてきそうですが、インボイス制度や環境問題についてなど、盛りだくさんです。

いつもお読みくださり、ありがとうございます。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちいたしております。

書評『岸惠子自伝』 第264回

日経新聞に岸惠子さんの「私の履歴書」が昨年、2020年5月に連載されていました。とても興味深く読んでいました。「履歴書」は経済人よりも芸術系の人が興味深いです。今年の5月は吉行和子さんでしたが、実兄の吉行淳之介さんも登場し、お母さんは朝ドラのモデルになったような人で、こちらも面白かったです。経済人の場合は、どうしても自慢話を聞かされているようで、読む気が失せてきます。

その「履歴書」の焼き直しではなく、ご自身で書かれた自伝です。日経での連載が評判が良く、各出版社からオファーがあったなかで、岩波書店から『岸惠子自伝―卵を割らなければ、オムレツは食べられない』として出版です。岸さんは女優として有名ですが、作家、国際ジャーナリストとしても活躍しています。過去の著作は全て10万部以上売れているそうです。さすがに文章がこなれてます。

1932年生まれの今年89才です。太平洋戦争の終戦末期には実家がある横浜で空襲に遭い、防空壕から一人飛び出して、母親との待ち合わせ場所に辿り着き、生き残ります。防空壕にいた人は全員亡くなったそうです。

高校生のときに松竹の撮影所に出入りするようになり、バイト代並みの出演料でどんどんと抜擢されていきます。さすがの美貌で、周りの男たちが寄ってきます。『君の名は』の真知子役で一世を風靡します。相手役は佐田啓二です。流行った「真知子巻き」は撮影中にぼたん雪が吹いて寒くて大庭監督に無理を言って承知してもらったそうです。戦時中の防空頭巾でした。

人気絶頂の最中、25歳のときにフランス人のイヴ・シャピエと結婚し、パリ在住となります。登場する人たちが、力道山、王さん、長嶋さん、デビット・リーン監督、川端康成さん等々、歴史上の人物、有名人です。美智子皇后まで出てこられます。

夫の不倫により43才で離婚します。そこから更にジャーナリスト、女優、作家として活躍し、2019年には一人舞台を全国10ヶ所で公演し、現役バリバリです。68才の時には、初孫が誕生して1年余りのぼせ上がっていたというのも笑えました。

インボイス制度の登録申請が始まります 第263回

消費税のインボイス制度における適格請求書発行事業者の登録申請の受付が、令和3年10月1日から始まります。消費税が10%に改正になった際にインボイス制度が令和5年10月1日から開始されることが決まりました。10%の増税もさることながら、こちらのインボイス制度は改正の本丸と思えるほど、影響が大きいと思います。2300億円の税収増加が見込まれています。

従来は、消費税は課税事業者であろうが、免税事業者であろうが、消費税課税取引に該当すれば、先方に請求できていました。売上高が1千万円以下であれば、消費税免税事業者となります。お客様には消費税を請求できて、消費税は免税ですので、いわゆる益税となっていました。実際に、売上高が1,000万円を超えないようにしている中小企業、個人事業主が多くおられます。

しかし、インボイス制度に移行すると、所轄税務署に申請して適格請求書発行事業者として登録番号を入手しないと、先方に消費税を請求できません。買い手側も登録事業者からの仕入でなければ仕入税額控除できません。請求書に登録番号がなければなりません。発注している側からすると、仕入税額控除ができないのならば、取引を見直すことは十分に考えられます。

そのため、たとえ売上高が1,000万円以下であっても、今後は免税事業者ではなく、「課税事業者選択届出書」を提出し、課税事業者となる可能性が高いと思います。結果、益税が相当減少するのではと思います。実際の運用は令和5年10月1日ですから、まだ2年の猶予がありますが、いよいよその登録申請の受付が今年の10月1日からスタートです。請求書の様式を変更しないといけないので、自社システムの請求書を発行している大手企業等は既に準備済みのようです。

登録申請書はe-Taxを利用して提出することができます。事務所ではお客様の電子申請を、今年の10月1日から順次行っていく予定です。

※動画でも解説しています