第103回 映画「海賊とよばれた男」

kaizoku元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

映画「海賊とよばれた男」を公開初日に観てきました。原作は3年前に読んでいました。出光興産㈱の創業者である出光佐三さんがモデルです。百田尚樹原作では、「永遠のゼロ」(2013年)に引き続き、岡田准一が主演です。だんだんと貫禄が出てきています。

出光佐三さんは福岡県宗像市赤間の生れで、福岡商業高校(福翔高等学校)、神戸高商(旧制神戸商業大学)の出身です。赤間の武田鉄矢の出身校である福岡教育大学の土地は出光佐三さんにより寄付されたそうです。

原作では、「黄金の奴隷となるなかれ」「事業は金儲けではない」「従業員は家族」など、多くの示唆に富んでおり、考えさせられました。

映画では、主人公の国岡鐵造が何度も、もはやこれまでという窮地に立たされます。日本の石油業界団体、GHQ、米国の石油会社、英国海軍と、戦う相手はとてもつもなく大きなところばかりですが、正面突破していきます。日本人の誇りを感じます。

1217日の日経新聞には「出光興産は合併協議を進める昭和シェル石油の株式を年内にも取得する。企業結合審査を進める公正取引委員会が週明けにも両社の合併について正式承認を出す見通しとなったため。合併を巡っては出光昭介名誉会長ら出光の創業家が反対を続けている。出光の経営陣は創業家に協議の早期再開を呼びかける」とあります。

この映画を観ると、出光ファンになります。佐三さんの遺族が、昭和シェル石油との合併に賛成することは、なかなか厳しいと感じられます。

出光佐三さんは、博多の仙厓さんの書画のコレクターでも有名で、一度は出光美術館に行って水墨画を見てみなければいけません。

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