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第81回 次はトランプで決まり!?

IMG_3968元気ですか! 福岡の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

副島隆彦先生の「トランプ大統領とアメリカの真実」(日本文芸社)を読みました。2016710日発行の新刊本です。副島さんの専門は、現在のアメリカ政治思想の諸流派の研究です。歴史関係のものも含め、経済予測などの著作がたくさんありますが、今回はご自身の専門分野です。

副島先生には、7年前に福岡で2回、講演会を開催させてもらいました。100名は絶対に集めろ!という厳命付きでした。2回目は、未だに空前絶後の本田健さんとの異次元ジョイント講演会でした。これは参加者は軽く100名を超えました。

「おわりに」は、編集者に「訳のわからない怒鳴り声を何度」上げたことかと反省されていますが、講演会での打合せでも、必ず一度は炎上されていました。しかし、講演会の当日は、こちらに気を遣わせない対応がとても印象的でした。

まだ米国の大統領選挙の予備選の段階で、「522日にドナルド・トランプが大統領になると決断した」と書いています。副島さんが決断したというのも、なんだか変ですが、10日間真剣に考え込んだあとでの結論だそうです。

518日に、トランプがヘンリー・キッシンジャー元国務長官を電撃的に自ら訪問したことで、状況が大きく変わったとします。キッシンジャー(93才)は過去の人ではなく、今でもプーチン、習近平に必要な時には会いに行って交渉しており、デイヴィッド・ロックフェラー(101才!)の大番頭だそうです。

キッシンジャー宅への訪問は、この二人の承認を得たことの証であるとします。同行した娘婿ジャレッド・クシュナーの父親は、ニューヨーク正当派ユダヤ人の幹部であり、このことも大きな要因であるとしています。

今年の11月8日の決戦投票では、どうなるで(ドナルド)しょうか。

第80回 英国のEU離脱

13706元気ですか! 福岡の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

2016624日、英国が国民投票によりEU離脱を決めました。brexit(ブレグジット)という新語が作られたほどの出来事です。Britain(英国)のbrexit(出口/退場)を組み合わせた造語で、英国のEU離脱のことを意味します。

このニュースでも、新聞・テレビのメディア報道と、一部のインターネット上の評価は全く逆です。メディアでは英国民はとんでもない選択をしてしまった、国民投票をやり直しをなどの論調が主流です。

EU離脱国民投票のやり直しを求めて、400万人の署名が集まったと報道されていましたが、テレビ朝日系のニュースで「BBC27日、この署名を巡って自動プログラムを使った不正が見つかったと報じました。1人で33000回も署名したとするものもあり、イギリス議会はすでに77000人分を削除したということです。南極や北朝鮮から署名したとされるものもありました」と報じています。

ネット上では、いよいよ寡占支配階層の終わりの始まりで、歴史の転換点と位置づけています。ベンジャミン・フルフォード氏はEUが空中分解をしていく過程の最初のドミノに過ぎない。既に、オランダやハンガリー、フランス、ギリシャ …などの国々でも 「EU離脱」 に向けた猛烈な呼び掛けが始まっていると、ブログに書いています。

ベンジャミン氏は、ソ連崩壊の過程を振り返ると、これからEUがたどる崩壊の道もある程度予測することができ、人類史における「EU崩壊」が持つ意味合いは、ソ連崩壊よりも遥かに大きいとしています。

今回のブレグジットにより最低でも1,274億ドルが損失したと言われています。日本円で約13兆円です。萩生田光一官房副長官は71日午前の記者会見で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2015年度の運用成績が5兆円を超える損失になったとする一部報道ついて、確定しておらず、参院選後の29日に公表するとしています。しかし、これはあくまでも昨年の損失であり、ブレグジット以降では一体いくらの損失になるのでしょう。

第77回「元国税調査官が暴くパナマ文書の正体」

IMG_3759元気ですか! 福岡の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

元国税調査官の大村大次郎氏の「パナマ文書の正体」を読みました。タックスヘイブンの問題点をわかりやすく解説しています。

タックスヘイブンに住居地を置けば、個人の税金はほとんどかかりません。多国籍企業が本拠地をここに置いておけば、法人税が節税もできます。アップル社の逃税スキームを代表例として詳しく説明しています。その結果、アップル社はグループ全体の税負担率を9.8%まで下げています。具体的には2,400億円の税金を免れたとしています。

しかし、合法だからこそ問題であるとして、「事実上、不自然に税を逃れているのに、非合法ではない」ということが、タックスヘイブンで成り立っています。

富裕層の資産がタックスヘイブンに持って行かれるために、大企業、富裕層の税金を下げざるを得なくなり、その結果、「タックスヘイブンを利用できない」中間層以下に対して増税を行うようになりました。

日本の消費税はその典型です。消費税が増税されて以来、大企業の税金はこの20年間で約3割、高額所得者の税金は約4割下がったと指摘しています。その穴埋めととして消費税が導入されており、更に10%への増税が予定されています。東日本大震災を契機とした復興特別税なども、法人税で廃止されましたが、所得税は平成49年まで続きます。

パナマ文書はタックスヘイブン全体から言えば、氷山の一角であり、日本人や日本企業は「ケイマン諸島」を使うことが多く、国際決済銀行は2015年の時点でケイマン諸島に日本のカネが約63兆円投じられていると発表しています。

世界最古の財閥は三井家で、それ以前の世界中の財閥たちは、時代の中で民衆の恨みを買い、雲散霧消しています。富裕層は自分たちの子孫を守るためにも、相応の税金をきちんと払うべきであると結んでいます。

第76回「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」

IMG_3714元気ですか! 福岡の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

タイトルはマイケル・ムーアの新作映画です。ブッシュ大統領を批判した「華氏911」(カンヌ映画祭パルム・ドール賞)、米国の医療問題を扱った「シッコ」、「キャピタリズム~マネーは踊るから」などのドキュメンタリー映画で有名です。

今回は、ベトナム・アフガン・イラクなどの侵略戦争の結果、全く良くならない米国。米国防総省からの要請で、ムーア自らが「侵略者」となって、世界各国のいいもの(制度など)を持って帰ってくるという設定です。

イタリアでの労働環境、フランスの給食制度、フィンランドの教育制度、スロベニアの大学教育、ドイツの労働者、ポルトガルの麻薬合法化、ノルウェーの刑務所、アイスランドの男女平等、そして北アフリカのチェニジアでの「アラブの春」を取材していきます。

日本に住んでいるので、日本ほどいいところはないと思っています。ところが、これらの映像を見てビックリ!です。日本がいかに世知辛く住みにくいかが知らされます。

例えば、イタリアでは1年間の有給休暇は8週間! 会社の昼休みは2時間。ドイツでは1週間の労働時間は36時間で、14時には帰宅。それもベンツ、フォルクスワーゲンなどでの取材です。ストレス過多の処方箋が出されたら、無料で温泉に3週間滞在できます。

スロベニアの大学は学費無料! 若者に借金を負わせない方針です。奨学金を返済しないといけない日本の大学生とえらい違いです。

驚いたのが、ポルトガルでは麻薬を合法化しています。ここ15年間、麻薬の逮捕者はゼロで麻薬の使用率が減っています。法律は人間の尊厳を守るためのものであるとします。

ノルウェーの刑務所では、牢屋ではなく一軒家に普通に住んでいます。鍵も自分が持っています。ところが世界で最も再犯率が低いという結果が出ています。看守は100人の受刑者に対し4名しかおらず、銃も携帯していません。

いろいろと考えさせられました。世界は広く、世界各国に学ぶことはたくさんありますね。

第75回「STAP細胞」

IMG_3708 元気ですか! 福岡の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

伊勢志摩でG7サミットが開催中です。新幹線では、警戒のため電車内のゴミ箱は使用できませんとのこと。

初日の5月26日に「世界経済は厳しい状況」を強調しています。安倍総理は「リーマン前の状況に似ている」として、来年4月に予定されている消費税率10%への引き上げを再延期する意向を固めたそうです。
やはりというか、このタイミングでの延長です。あくまでも外的要因のためであって、アベノミクスの失敗ではないということを言いたいようですが、ちょっとムリがあります。先週までの消費税増税に伴う「インボイス制度」等は棚上げですね。
ところで、今週発売の「婦人公論」に瀬戸内寂聴さんと小保方晴子さんの対談が載っています。小保方さんの写真を見ると元気そうです。今年発売された『あの日』(小保方晴子著 講談社)が26万部のベストセラーになっています。寂静さんは、それを読んで是非、会いたいと対談が実現したそうです。

寂静さんは『あの日』を3回読んで、とても感銘していました。うちでも一冊ありますが、恥ずかしながら未読です。新人作家時代に5年間干された自身の体験を述べ、小保方さんを励ましています。

今週、ハーバード大学はSTAP現象の特許を出願し、特許は認定されると、出願後20年間の工業的独占権を認められると報道されています。「人工的な外的刺激で体細胞が初期化するのではないか」というアイデアを思いついた小保方氏は再生医療の新たな扉を開いたことになるとしています。

マスコミによる小保方さん叩きはなんだったのでしょうか? 早稲田大学と理研は、これをどう取り扱うのでしょうか?

まさに『歎異鈔』の「火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします」が身に浸みます。