経済動向

第118回 東芝 継続企業の前提に対する疑義

元気ですか! 公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

「光る光る東芝、回る回る東芝」のかつてのCMソングが耳に残る東芝のダッチロール飛行が止まりません。平成29年411日、2度の発表延期のすえに20161012月期決算を、PwCあらた監査法人の「意見不表明」のまま発表しました。

監査報告書の「監査人の責任」には、「当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手することができなかった」と記載しています。「結論の不表明の根拠」には、米国ウエスチングハウスエレクトリックカンパニー社(WH)による、不適切なプレッシャーの存在を示唆する情報がもたらされた、とされています。

平成2812月の「第3四半期報告書」には継続企業の前提に関する注記が記されています。その要因として1つに、1年以内返済予定借入金残高2,835億円が財務制限条項に抵触しており、一括返済のおそれがあること。2つにWHの米国原子力発電所建設プロジェクトに関しての保証債務があること、3つに特定建設業の許可の更新ができない可能性があることとしています。

同報告書では、平成28年12月末現在で債務超過2,256億円となっています。平成263月期には1271億円あった純資産と比較すると、12,527億円減少したことになります。

日本公認会計士協会は、監査の手続きが適正だったか調査に乗り出し、東芝の担当会計士らから事情を聞く方針と報道されています。

粉飾決算が明らかになった平成27年11月に、CAPA(太平洋会計士連盟)ソウル大会で、当時の日本公認会計士協会会長が「東芝だけの問題ではなく、ガバナンスの問題」とコメントをしていましたが、経営陣も、監査人も責任を問われる厳しい状況になりつつあります。

第110回 映画「スノーデン」

元気ですか! 福岡市の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

オリバー・ストーン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の「スノーデン」をソラリアシネマで観ました。オリバー・ストーンといえば、「プラトーン」「74日に生まれて」でアカデミー監督賞を2度受賞し、ケネディ大統領暗殺の真相に迫った「JFK」では、関係者が多く死亡している事実と、それが天文学的な確率であることを明かしたラストが印象的でした。

映画は、NSA(米国国家安全保障局)職員のスノーデンが香港のホテルでジャーナリストに大量の最高機密情報を渡し、カメラに向かって証言するところから始まります。201363日の話ですので、わずか4年前です。

スノーデンは9.11同時多発テロをきっかけに、国家の役に立ちたいと当初は特殊部隊に入隊します。訓練中に足に大けがを負い、除隊して、次にCIAに入ります。優秀な頭脳を発揮して、CIAのプログラマーとして活躍します。

だんだんと、情報機関のあり方に疑問を持ってきます。全国民のメール、Facebook等のSNS、携帯電話の会話などなど全ての情報を収集し、分析しています。またどんな内容を書き込んでいるかは、オープンにしていない書き込みでも検索の対象となっています。

恐ろしいと思ったのは、パソコンの画面の上にカメラのレンズがありますが、なんと、パソコンを起動していなくても、PC前の様子を見ることができるということです。

少しネタバレになりますが、最後はスノーデン本人(32才)が登場します。ストーン監督がロシアで撮影しました。ネットの情報では、エドワード・スノーデンはオサマ・ビンラディンがバハマで生存しており、CIAの庇護下にあると暴露しています。

米NBCテレビは210日、亡命先のロシア当局が米国への身柄引き渡しを検討しているもようだと報じています。

トランプ大統領は大統領選のテレビ討論会で、「スノーデンはスパイであり、(ロシアは)アメリカ本国に彼を送還する必要がある」と述べていましたが、さてどうなるでしょう?

第107回 トランプ大統領就任

元気ですか! 福岡市の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

2017120日、トランプが第45代米国大統領に就任しました。日本時間で21日深夜2時に就任演説をやっていました。たまたま夜中に目が覚めて、17分間の演説を生で聴くことができました(同時通訳で)。官僚ではなく、自分自身で書いた原稿です。新聞・テレビのメディア報道だけしか見ていない人は、トランプ氏のことをとんどでもない野郎だと思っています。

今まで、世界を支配していた勢力の既得権を打ち壊そうとしているのが、トランプ氏です。これだけ収入格差、資産格差が激しい状況になったのも、その寡頭勢力の仕業です。メディアを所有しているのは、その寡頭勢力ですので、メディアを使ってネガティブキャンペーンを張っています。

反トランプデモにしても、ネットの情報では月給2,500ドル(約30万円)、イベント参加ごとに50ドル(約6千円)加算されて、雇われているとあります。

ベンジャミン・フルフォード氏の「逆襲のトランプと大激変するアメリカ」(メディアックス刊)に、その辺の事情が詳しく載っています。本を読まなくても、普通にネット検索すれば、それ位の情報はいくらでもあります。そのため、トランプ氏はメディアを通してではなく、ツイッターで自分の考えを表明しています。

寡頭勢力に逆らうという意味では、ケネディ大統領と同様で、暗殺が最も恐れらていました。117日には「私は今週を生き残ることができないかもしれない。しかし、もし生き残ったら、あのろくでなしの奴らに仕返しをしてやる。そうすれば皆が勝利する」と自筆のメッセージをプーチン大統領に送っています。

まさに命がけです。就任後、早速、TPP離脱方針を表明し、「オバマケア」の見直しに向けた大統領令に書名しています。英国のEU離脱に続いて、これから世界が大激変するところを目の当たりにしそうです。

第101回 RK宇美町講演会

img_0117元気ですか! 福岡の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

平成281126日(土)に、福岡県糟屋郡宇美町の地域交流センター「うみ・みらい館」で開催された、リチャード・コシミズ(RK)さんの講演会に参加しました。隠れRKファン等の女性3人と車で行ってきました。天神から都市高速でわずか30分です。

まずはご当地ネタとして筑前大野城の紹介がありました。なんと、宇美町にある大野城(近くに大野城市があって紛らわしいですが)は、7世紀の百済式山城で日本最古の城だそうです。太宰府を守るための城です。宇美町には海がないとRKは言っていましたが、宇美八幡宮の「産み」に由来します。

118日の米国大統領選挙において、ドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントンに勝って、次期米国大統領になることが決まりました。今年の77日のブログで、「次はトランプで決まり!?」のタイトルで副島隆彦先生のトランプ説を紹介しました。本当にその通りになってビックリです。

メディアではトランプ新大統領に対してネガティブな報道を選挙後も相変わらずしています。RK講演会では、全く逆で、数百年に一度の歴史の大きな転換点であるとの見方です。

大統領選挙では、ヒラリー陣営から「不正選挙」だとのクレームが起こっています。一方、トランプは選挙前の世論調査こそ「不正」であるとして、当選後のメディアとの懇談会でCNN会長を名指しで批判しています。

126日にはソフトバンクグループの孫正義社長がトランプと会談して、4年で500億ドル(約5兆7000億円)を投資し5万人の雇用を創出すると約束しています。トランプ自らがトランプタワー入口まで見送りに出てきて、会談のメモまで公開しています。

世界の流れが着実に変わりつつあります。

第100回 「この世界の片隅に」

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2012年(平成24年)7月にスタートしたこのブログも4年半で第100回となりました! 当初は「なぜできる社長は保険を使わないのか」というタイトルでした。

昨年より、「マネーファイト!」として再開し、平成284月から、ニュースレター「ヤマサキズム」に添付するようになって、月4回のペースで更新しています。

記念の第100回は映画「この世界の片隅に」の紹介です。今年はアニメの秀作が多いです。「君の名は。」「聲の形」と、画面がキレイで、独創的で、メッセージ性もあって、実写版の映画よりも質が高く、ビックリします。と思っていたら、「この世界の片隅に」を観て、前2作よりも感動してしまいました。

第二次世界大戦中の広島が舞台です。主人公の浦野すずさんは、世間のことは何も判らず、18才で広島県の呉に嫁いでいきます。戦時中だけれども、何気ない日常が綴られます。絵も独特です。スケッチに描いたような絵です。

即日完売の劇場パンフレット(博多丸善に売ってました)を見ると、片渕須直監督(1960年生まれ)は、アニメ特有の不自然な動きにならないように、相当に苦労していたことが分かります。

映画を見終わった瞬間よりも、後からジワジワと魂が揺さぶられてきます。こんな経験は初めてです。作家の林真理子さんは「全ての日本人が見るべき映画」と絶賛しています。私もそう思います。戦闘シーンなどは一切出てきませんが、スゴイ反戦映画になっています。

戦争は決して過去のことではなく、安倍政権をみていると、将来起こりうる可能性があるものです。オススメです。

比叡山の「一隅を照らす」を思い起こします。私も、この世界の片隅で、ブログの更新を続けていきたいと思います。