元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

T・コリン・キャンベル博士、ハワード・ジェイコブソン氏著の「The LOW-CARB FRAUD(低炭水化物ダイエットへの警鐘)」を読みました。訳者の鈴木晴恵さんは外科医師で、昨年のキャンベル博士講演会の懇親会でお会いしました。

本の第Ⅱ部では、鈴木医師がPBWF(プラントベース・ホールフーズ)より末期ガンを治療した症例が載っています。「一般的に食事療法というものは疾病予防や長期的な療養、健康維持というイメージがありますが(もちろんその効果も大きい)、PBWFは積極的な医療行為であり、かつ短期的で効果が期待できる治療方法だということがよくわかる事例です」としています。

第Ⅰ部の翻訳部分では、キャンベル博士は低炭水化物ダイエットでは、短期間で体重を減らすことはできるものの、ベーコン、ステーキ、バターなどの動物性食品が多い食事法は、減量のメリットをはるかに上回る、重篤な健康問題を引き起こすことを警鐘しています。

低炭水化物ダイエットの実態は、芝が茶色いからといって、緑のペンキで塗るようなものだと喩えます。一時的に芝は青々としますが、いずれペンキははげ、元の健康状態には何の改善もしません。

肥満のまん延と健康危機はコインの表裏であり、肥満は「病気の症状」であるとします。低炭水化物ダイエットは、一時的に肥満を解消しても副作用があります。頭痛の増加、口臭、便秘および筋肉のけいれん。これらの副作用がない他の食事法に比べて、低炭水化物食にはこれといった一貫した健康メリットが全くなく、もしくはほとんどないと断言します。

最近は、海外に行くと豊富な野菜、果物がスーパーマーケットに大きなスペースで販売されています。欧米ではガン発症率が下がっているのに対し、日本のガン発症率が増えている現状に対する警鐘といえます。